コンテンツ幅、ページ幅の定義には注意が必要。【週報】
7/26(月)コンテンツ幅、ページ幅の定義には注意が必要。
あるサイトリニューアルプロジェクト。
コーディング後のクライアントレビューで、ページ幅、コンテンツ幅についてクライアントからコメントもらう。
「サイト基本仕様書に最低対象幅は1024pxのモニタとあるが、実際そのモニタで見ると、コンテンツが切れて見える。」と。。
確かにサイト基本仕様書にはその記載がある。
そして、デザイン時、コーディング時にそこまで細かく言及しておらず、コンテンツ幅を1,200pxでコーディングしてしまっていた。そこの乖離は明らかにこちらのミス。
幅1,024pxのモニタの利用率は3%程度。
ただ、だからといって、Webサイトを見ている人全員がフルスクリーンでWebサイトを見ているわけではないので、最低サイズが1,200pxというのは広すぎか・・・
かける時間とコストのバランスを考えつつも理想はリキッドだよな、、と。。
デザイナーも大きなモニタで作っているのでデザインそのものも大きくなりがちというのは見直すべきかと思っている。モニタの解像度は上がっても、ユーザーはウィンドウでWebサイトを見ているという事実。これを忘れてはいけない。
7/27(火)公開前のすり合わせミーティング。
今月末に公開を控えたWebサイトリニューアルについてクライアントとすりあわせのミーティング。公開計画署を見ながら、公開前のクライアント側、制作側のタスクをすり合わせる。
クライアント側もシステム担当部門にDNSの切り替えをしてもらう必要がある、とか、各部署に最終確認してもらう必要がある、といったところでピリピリ感。
大きい会社だと、関わる人が多いのでそういう調整が多いので担当になった方は気苦労が多いと思う。あとは、最終フィードバックをもらうタイミング、それの対応完了見込みのタイミング、フィードバックの対応内容についてすり合わせ。
7/28(水)Webディレクターとの個別面談。
自分はプロデューサーであり、課長でもあるので、課のメンバーと月イチのミーティングを実施。特に7月はディレクターのメンバーも多忙を極めているせいか、自身のスキルアップや意識していること、というより、プロジェクト状況の報告が大半を占める。
結構忙しくなると目の前のことに精一杯になってしまうのは自分もディレクターをやっていたので分かる。でもちょっとした隙間時間をどう使うか、とか、その忙しさをそもそも軽減するための進め方ができているかどうか、とかそういう振り返りはしてもらいたいなという思いもある。
プロジェクトを見ていて思うのは、特に時間が掛かってしまうのって、修正対応だとか、認識の齟齬があった部分を埋める作業とか、そういうことが大半。
正解をどう定義し、クライアントに納得してもらうのか、承認してもらうのか、そういうことが大事。やっていてクライアントから希望が出てくるのは分かる。
なので、そこも見越してあるべき理想の形を提案できるかどうかが本質的なディレクターのスキルなんだって思っています。
来たものを打ち返すマネジメントをしていると時間はガンガンすぎていく。
「これでいいでしょうか?」って進め方は良くない。
「こうあるべきです。こうしましょう!」ってマネジメントでクライアントに信頼されるプロジェクトはとてもスムーズ。
もちろん、その提案に納得感があるとか、提案の話し方に親しみが持てるとかも大事で、ゴリ押しになってはいけないのでその辺りのバランスが難しいところ。
7/29(木)連携サービス。本当に必要なものを見極めよう。
とあるサイトのリニューアルを進めているが、連携するサービスが多い。
- サイト内検索
- チャットボット
- レコメンドエンジン
- 音声読み上げツール
これは、代理店が提案して採用されたものなので、やらざるを得ない部分なんだけど、クライアントが本当にこれらを有効なものであると理解して採用しているかどうかはちょっと怪しいかなって思っている。
足し算、足し算の考え方で「無いよりはあった方が良い」という考えになってしまってはいないか。機能があればあるほど、それを使うためのUIが必要になり、それはそれで画面のどこかを占有する。そしてそういうものがせっかく採用したのだから、という理由で、結構目立つ場所でに鎮座していたりする。
本当にそれでいいのか、もっと見せるべき優先度の高いものはないのか。
その機能を使って何をしたいのか、何を提供したいのか、イメージを持っておかないと無駄な投資になりかねないので注意が必要だと思う。
7/30(金)大規模コーポレートサイトのリニューアル公開日。
昨年から進めていたサイトリニューアル。この日ようやく公開に。
担当したディレクターもここまでの規模のものはやったことがないので、ここ数日はバタバタと大変な状況。
色々要因はあるが、フィードバックという名の調整希望が大量だったことは大きい。
いただいたフィードバックの中には、「それフィードバックじゃなくて内容変更じゃね?」ってものも多く含まれていた模様。
公開前であり、先方担当部門と交渉する時間が取りにくい状況。
そこでどこまで対応するかの舵取りは難しいものがある。
朝一で、クライアントとこの日のタイムスケジュールを共有し、随時ステータスを更新していく。制作側もサーバインフラ会社、CMSテンプレート開発会社と連携して、対応する。
幸い、公開日で入った調整希望が微々たるものだったので、問題なく公開時間を迎えられた。
DNS切り替え後、サイト内検索の本番URLでのクロールをし直し、最終的に全作業が終わったのは23:00ごろ。無理やり公開に間に合わせた対応もあるので、来週クライアント側で修正希望点を整理されるとのことなのでそれを踏まえて改めてお打ち合わせ予定。
ひとまずホッとした。。。公開タイミングは何かと神経すり減りますね。。