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Rank Trackerのビジネス活用。検索エンジンの表示順位追跡ツールを導入すべき理由。

2021年01月31日 2021年02月26日

たぐと申します。
東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。

検索エンジンの表示順位追跡ツール「Rank Tracker」を企業サイトでも導入すべきというテーマで話をしたいと思います。

「Rank Tracker」は高機能な検索ランクトラッキングツールです。

Rank Tracker、簡単にいうと、設定したキーワードのGoogleでの検索順位を追跡して記録してくれるアプリケーションです。

検索エンジンはGoogleに限らないですが、現状Google一強という状態でもあるので「検索エンジン=Google」として話を進めます。

「Rank Tracker」を導入することで何が変わるのでしょうか?
Google Analyticsの管理画面でもユーザーの動向は見られるのだから問題ないじゃないか、という方にお伝えしたい内容です。

このRankTrackerはAppleのApp Storeにはなく、公式サイトからダウンロードして、インストールして使います。ただ、ここではインストール手順や細かい使い方の話はしません。

Google AnalyticsもGoogleサーチコンソールも結果を見るツール。

自社のwebサイトを所有する多くの企業が、Google Anayticsを使って、サイトの訪問者の動向は見ていると思います。
また、Googleサーチコンソールというツールを使ってユーザーがどういうワードで検索して、自社サイトに訪問してくれているかを見る、ということもしているのではないかと思うのです。多分。

そこで見えるのは「結果」です。

  • 施策を打ったのがいつか
  • 打った施策がどう影響したか
  • どういうキーワードでの集客を狙うのか

といったことを検証するには不十分で、現状そのようなことは、外部のマーケティング会社に委託していたりすると思うのです。

Rank Trackerをビジネス活用するメリット。施策ありきで考えられる。

企業サイトでもRankTrackerを導入すべき理由。

それは「RankTrackerなら、施策ありきで考えられる」ことです。
ぶっちゃけこれに尽きます。

本来webサイトへの集客を考える際、次のようなステップを取れることが理想です。

ニーズを考える。
キーワードを考える。
コンテンツを考える。
そして、それをwebサイトに反映したら、その成果と推移を毎日確認する。

RankTrackerを使えば、このステップが自然に取れるようになります。

もう少し具体的なメリットを挙げます。

  1. 狙うキーワードをあらかじめ指定しておける。
  2. キーワードの検索順位の推移を追える。
  3. 狙ったキーワードについて競合他社とランクの比較ができる。
  4. webマスターのマーケティングリテラシーやモチベーションが向上する。
  5. 社内への報告がしやすくなる。
  6. 設定を共用できる。
  7. 外部に余計なお金を払わなくていい。
  8. 社内のマーケティングスキルが高まる。

それぞれ見ていきましょう。

1. 狙うキーワードをRank Trackerに追加設定できる。

これが最大のメリットですね。
キーワード検討→コンテンツ検討へのアクションに移りやすいです。
狙うキーワードを選定したら、Rank Trackerでそのキーワードを登録しましょう。(すぐ、そのワードの検索順位もRank Trackerの結果画面に反映されます。)

2. Rank Trackerならキーワード検索順位の推移を追える。

キーワードを登録したらあとは待っているだけで、検索順位が指定した期間おきに計測されます。

キーワードごとの検索順位の推移が上記のような折れ線グラフで表示されます。
施策を繰り返すうちに徐々に順位が上がっていく様を見るのは楽しいものです。
逆に落ちる場合もありますけどね。。

ちなみに、そういうときは、実際に対象のキーワードで検索してみて、どのようなサイトが上位に表示されているか確認することをお勧めします。
順位が落ちたということは順位が上がったサイトもあるということです。
それはそれで参考になると思います。

3. Rank Trackerで設定したキーワード順位を競合他社と比較できる。

Rank Trackerは、競合他社のwebサイトも登録しておくことができます。

Rank Trackerを使うと、設定したキーワード別に競合他社の検索順位、推移を自社との比較で表示させることができます。

検索順位推移の折線グラフも色違いのラインで競合他社の情報が表示されます。
これは、webマーケティング担当者、webマスターにとっては嬉しい機能ではないでしょうか。

競合他社と比較をする場合、「業態を端的に表すキーワード」の検索順位だけで競いがちですが、狙えるキーワードはもっとたくさんあります。
ビッグワードだけではなく、ニッチなワードにも目を向けることで、他社を出し抜く施策が検討しやすくなると思います。

4. Rank Trackerの活用継続でwebマスターのマーケティング知識やモチベーションが向上する。

結果を検索数や検索ランクという実際の数値データで得ることができます。
それにより、どういうキーワードの組み合わせが良いか、トライアンドエラーを繰り返す習慣が身に付くはずです。
そうなると、おのずと、webマーケティングに関する知識も高まり、PDCAをまわしながらゲーム感覚でモチベーションを維持することができるのではないでしょうか。

あと、上記のような「検索エンジンの可視性」なる数値で、検索エンジンにサイトがどの程度存在を認識されているか、といったことを数値とグラフで見ることができます。「可視性」の定義はやや曖昧なところはありますが、このスコアは日々変動するので、このスコアを上げる、落とさないようにする、というのも1つのモチベーションになると思います。

5. Rank Trackerを使うと社内への報告がしやすくなる。

「社内への報告がしやすくなる」というのも1つのメリットだと思います。

  • 狙ったワードでの順位が先月から○つ上がった。
  • 狙ったワードの順位が集客用のコンテンツを作ってから○ヶ月で○位上がった。
  • そのワードで訪問したユーザー数は○人だった。
  • 競合他社の順位は○つ下がった。

例えばこういう事実ベース、結果ベース、数値ベースの報告がやりやすくなります。

6. Rank Trackerの設定は共用できる。

設定したキーワードや施策の記録は、Rank Trackerのサービスが持っているクラウドサーバ上に保存することができます。
複数のマーケティング担当者で同じ記録を見ながら検討を進められるわけです。

7. 費用はRank Trackerのアプリ代だけ。外部に余計なお金を払わなくていい。

これは、結果論的なメリットになると思いますが、外部のマーケティング会社も似たようなことをやってます。Rank Trackerのようなツールで改善のサイクルを回せるようになれば、外部に出ていくお金をセーブできます。

8. Rank Trackerの利用継続で会社全体のマーケティングスキルが高まる。

同じくこちらも結果的にそうなれば、、、という類の話かもしれません。
ただ、先に申したサイクルを回せるようになることで確実にSEOの知見や、マーケティングスキルは上がると思います。
検索ランクの経過を追えることで、継続的にウォッチする習慣が作りやすいという事が大きいですね。

Rank Trackerの費用は高い?ビジネス利用で考えると大したことないです。

では、こういうサービスを導入するにあたりネックになるものは何かあるでしょうか。挙げるとすると価格でしょうか。

Rank Trackerはサービスというか、ダウンロードして利用するアプリケーションです。なのでそのアプリケーションを購入してインストールするだけで利用可能です。

金額は1年間で149ドルです。約1.7万円くらい。

1つ注意があるとすると、1PC、1ライセンス。
利用期間は1年間で、1年を経過すると利用継続のため、新たに1年間分のライセンス費用を払う必要があります。

とはいえ、企業のwebマーケティング担当者なんてそこまで大人数ではないですし、そこまで大きい出費ではないはずです。

Rank Trackerの導入パターン。Professional版とEnterpriseの違い。

有料のプランは2つあります。
1年間149ドルのProfessional版と349ドルのEnterprise版です。

SEO PowerSuiteという、Rank Tracker以外のツールがセットになっているものもありますがRank Tracker単体で購入できますのでご注意ください。
Rank Tracker ライセンスの選択

ちなみに無料ライセンスもあります。
ただ、無料版だと、プロジェクトの保存ができないのでどういうことができるかを試してみる、というその程度です。なので無料版はトライアル版と割り切った方が良いです。

この違いはなんでしょうか?
公式サイトによると、Enterprise版であれば、

  • プロジェクト毎の競合他社 10社(Professional版だと5社)
  • レポートの保存・メール送信・スケジューリング
  • .csv形式、sql形式、html形式でのデータのエクスポート

こちらが可能になります。
よりチームで活用するための機能が充実している感じですね。
あった方が良い機能ではありますがここは、そのデータ閲覧に関わるチームメンバーの人数などで判断せざるを得ないかと思います。

Rank Trackerは、企業のweb担当者にぜひ使ってもらいたい便利ツール。

今回は、検索順位チェックツールRank Trackerは、企業のwebサイト担当者が使うことで多くのメリットがありそうですよ、という話をさせていただきました。
企業のweb担当者もwebサイトの運用をかけもちで行っていることが多く、ここにどこまでの時間を割けるかというのは難しいところだと思います。

ただ、限られた時間で大きい成果を出すためには、まるっと外部のコンサル会社に任せきりというわけにもいきません。
自分たちでみるべきところは見て、課題を発見し、その対処を計画し、実行する。
実行後はその経過と結果を常にウォッチする。
特にGoogleの検索結果など、施策を実施した1日後には検索順位に影響が出たりするものです。

そして、そこに効率よく関与するためにはRank Trackerのような自動レポートツールが欠かせないと思うのです。
参考になると幸いです。