初代HomePod 生産終了。ショック!今後はminiにフォーカス。
たぐと申します。
東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。
2021年3月13日、Appleが初代のHomePodを生産終了にする、という発表をしたようです。
なにー?
US版のTech Crunchのニュース
Apple discontinues original HomePod, will focus on mini – TechCrunch
ただ、HomePodブランドがなくなるわけではなく、HomePod miniは継続販売される模様。
初代HomePodは少し中途半端な製品だったのかも。
日本には少し遅れて販売されたHomePod。
Youtuberたちもこぞってレビューし、音質の良さをアピールしていた記憶があります。しかし、音質以外の点で、不満、中途半端感があったことも事実です。
そのあたりのポイントを全部で5点あげます。
半端ポイント1. ホームシアターとして使うには不十分。
ただ、ホームシアター用スピーカーとして使えるかというと、そうでもないという多くのレビューを目にしましたね。
音楽を聞くのには良いが、他の用途が見えにくいということもあったと思います。
半端ポイント2. パソコンのマイク入力にはならない。
これは、以前にHomepodの紹介記事でも触れているところです。
パソコンデスク上で使うならweb会議のマイクとしても機能して欲しかったが、
パソコンのサウンド入力として使わずがっかりした記憶があります。
マイクの用途としては・・・
- Facetimeの通話
- スピーカーの周りの環境確認
- Hey Siriの聞き取り
これくらいです。
高機能なマイクの実装を謳っておきながら、一番使うのは、Hey Siri!くらいという。
電話として使うこともありはしましたが、ぶっちゃけ、iPhoneが手元にあるので、iPhoneのスピーカーモードにして普通に会話できてましたね。
なので、わざわざHomepodに通話を転送する必要がありませんでした。
あとは、web会議のマイクとして選べればなぁ。。というのが一番ですね。残念ポイントとしては。
半端ポイント3. スマートホームの浸透鈍化。
あとは、スマートホームがもう一つ浸透していないことも要因の1つかもですね。
「家の中なら手を伸ばして直接操作するわ。」
みたいな。
あと、それ用の製品が十分揃っていない、ということも背景にありそうです。
半端ポイント4. AirPlayというApple限定の通信方法で用途が限定される。
Bluetoothスピーカーとして使えないのもマイナスでしたね。
Apple仕様のAirplayでの再生限定ということで、残念に思ったユーザーも多いはず。
より一般的なBlueToothスピーカーにしてもらった方が間口が広がってよかったのでは、、ということは結果論としては思いますね。
半端ポイント5. 高い。
これは散々言われていることですね。3万超えなのでそれなりに高価。
同じくらいの音質でもっと汎用的に使えるスピーカーはありますよ、ってことですよね。Sonosとか。BoseのSOUNDLINK MINI II とかね。
HomePod。私は使い続けますよ。
そんなこんなあって、もしかしたら、世の中には、中途半端な商品として世の中に認知されてしまったのかもしれないですね。
しかし、生産中止になったからといって、HomePodを使うのをやめるということはないです。もちろん。
最初のころ古いMacとHomePodのAirPlayでの接続が安定しないというこは正直あったのですが、その後M1のMacbook Proにしてからは接続も安定しているし、変わらず良い音で自分のリモートワークを素敵な音楽でサポートしてくれてますから。
パソコン周りってケーブルが多くなりがちだけど、HomePodは電源ケーブル1本だけですからね。取り回しもしやすいのです。
新バージョンのHomePod期待。
とはいえ、今後のAppleの音楽デバイスに対する動きは気になりますね。
ワイヤレスイヤホンの世界では、AirPodsが人気を不動のものにしてますし、AirPods Pro Maxも先日出たばかりですから、音楽再生デバイスへの関与は継続してくれると思います。
スピーカーというところも、HomePod miniにはフォーカスすると言ってくれているので、そのうち、新バージョンのHomePodでも出てくるのでは、って思いますけどね。
ただ、その時はぜひ
- マイクのPC入力対応(ZOOM等のビデオ会議で利用できるように)
- AirplayではなくBlueTooth対応
を希望します。音質はそのままで!