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Apple Musicがドルビーアトモスによる空間オーディオに対応。聴くために必要な機器は?

2021年05月18日 2022年01月30日

2021年6月からApple Musicがドルビーアトモスとロスレスオーディオで進化。必要な機器は?

ドルビーアトモス(Dolby Atmos)とは?

ドルビーラボラトリーズ(Dolby Laboratories, Inc.)が開発したオブジェクトオーディオに基づくサラウンド記録再生方式で、平たく言うと「音から空間の広がりを感じられるオーディオの規格」です。

Apple によると

画期的で臨場感あふれるオーディオ体験で、アーティストは周囲のあらゆる方向や頭上から音が聞こえるように音楽をミキシングすることが可能になります。

とのこと。

どの程度変わるのかわかりませんが、ドルビーアトモスに対応したApple TV+の映画「グレイハウンド」などをAirPods Proで聴くと、確かに音の広がりを感じました。そういう体験がApple Musicでどのように変わるのか楽しみです。

Apple Musicユーザーなら追加費用なし。

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というのも嬉しいポイントですね。
個人ならたった980円です。
ちなみに、私はiCloudドライブ50GB、Apple TV+、Apple Arcadeも含めて1,100円のApple Oneに登録してます。

ドルビーアトモスの音楽を聴くのに必要な機器は?

Apple公式の発表によると「Apple MusicはH1チップまたはW1チップを搭載したすべてのAirPodsとBeatsのヘッドフォン、および最新バージョンのiPhone、iPad、Macの内蔵スピーカーで、ドルビーアトモス対応の曲を自動的に再生します。」となっています。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/05/apple-music-announces-spatial-audio-and-lossless-audio/

日本語のサイトには、5/18日AM8:00時点で記載はありませんが、USの公式サイトでは次のように紹介されており、Homepodもその中に含まれるようです。

How can I listen to Dolby Atmos music?

All Apple Music subscribers using the latest version of Apple Music on iPhone, iPad, Mac, and Apple TV can listen to thousands of Dolby Atmos music tracks using any headphones. When you listen with compatible Apple or Beats headphones, Dolby Atmos music plays back automatically when available for a song. For other headphones, go to Settings > Music > Audio and set Dolby Atmos to Always On. You can also hear Dolby Atmos music using the built‑in speakers on a compatible iPhone, iPad, MacBook Pro, or HomePod, or by connecting your Apple TV 4K to a compatible TV or audiovisual receiver.

「any headphones」とあるので、どんなヘッドホンにも対応します、ってことみたいです。

H1チップまたはW1チップを搭載したすべてのAirPodsとBeatsのヘッドフォン、および最新バージョンのiPhone、iPad、Macの内蔵スピーカーであれば、曲がドルビーアトモスに対応していれば、設定なしに自動的にドルビーアトモスの音楽を再生してくれます。

他のヘッドホンの場合は、設定画面からドルビーアトモスを常に「ON」になるように設定をしておく必要があるようです。

またヘッドホンではなく、

  • iPhone
  • iPad
  • MacbookPro
  • Homepod
  • Apple TV 4Kに接続されたTVもしくはAVレシーバ

でもドルビーアトモスの音楽を楽しめる、ということのようです。

iPhoneやiPadの内蔵スピーカーでも「空間オーディオとして」楽しめるかどうかは、英語の自信がないのですが、「You can also hear Dolby Atmos music・・・」とAppleが言っているので、きっとそうなのだろうと思います。

全7,500万曲がロスレスオーディオに対応。

ドルビーアトモスとはまた別の話として、Apple Musicにある全7,500万もの曲がロスレスオーディオに対応するようです。

Appleによると「アーティストがスタジオで制作したままのロスレスオーディオで、7,500万を超える楽曲を聴くことができるようになります。」

とのこと。

ロスレスオーディオとは文字通りに訳すと、圧縮されていない生の品質の音を楽しめるということです。
ロスレスになることでどの程度音質が変わるものかはわかりません。
2021年6月からということなのでこちらも楽しみに待ちましょう。

ただ、注意点として、このロスレスオーディオ、AirPods、AirPods Pro、AirPods Pro MaxなどBluetooth接続のデバイスでは聞くことはできず、有線のヘッドホンが必要みたいです。では、その有線のヘッドホンってどれ?と思うのですが、その辺りの情報が薄く、音質はロスレスになってもほとんどの人はその品質で聴くことができないようです。

、、と思っていたら、Appleのサポートページに情報が追加されていましたね。
これは公式の情報です。

About lossless audio in Apple Music
https://support.apple.com/en-us/HT212183

HomePod and HomePod mini currently use AAC to ensure excellent audio quality. Support for lossless is coming in a future software update.

「将来」という記載のみで「具体的にいつ」というところまでは書かれていないものの、Homepod、Homepod miniは、ソフトウェアアップデートでロスレスオーディオの視聴ができるようにしますよ、ということです。

私自身その音質を聞き分けられるとは思いませんが、ロスレス品質に違いを感じることができたらその違いについてまた報告したいなと思います。

ちなみに・・・
特にSONYが推しているハイレゾ音源との違いも気になるところですね。
厳密にはハイレゾ音源とロスレスオーディオは別ものみたいなので。
ハイレゾの方がさらに高品質ではあるが、一般人に違いが分かるようなものではないようです。