Apple Music Singの感想。対応機種の足切りがひどい。
Apple Music Singの利用可能端末。足切りがひどい。
Apple Music Singというサービスは2022年12月6日に使えるようになりました。 対応端末は、iPhone、iPad、Apple TVとのこと。(あれ? Macは含まれていない模様・・・)
Apple Music Singは、Appleの各種製品で標準で入っている音楽アプリ「ミュージック」で使えるカラオケ機能です。
歌詞表示をした状態にすると、マイクのボタンが表示され、そこを押すと、ボーカルの声を調整出来る機能です。
ボーカルの声は、ボリュームスライダーで調整でき、オンかオフではない細かい調整が可能です。
ただ、これを使える製品が結構限られるんですよね・・・
製品 | 対応機種 |
---|---|
iPhone | iPhone11、iPhone11 Pro以降 |
iPad | iPad Air4、iPad mini 6、iPad 9、iPad Pro(第3世代)以降 |
Apple TV | Apple TV 4K |
Mac | 2022年12月15日時点未対応 |
ざっとこんな状況みたいです。
Apple Music SingはiPhone 11 Proでは使えるが、iPad Pro(第二世代)では使えない。
私が所持しているもので対応しているのは・・・iPhoneだけですね。 iPadはiPad Pro 11(2020年モデル)なので、対応していないというわけです。
iPhoneとiPadのCPU比較でいうと・・・
私が持っているもの | 発売時期 | CPU |
---|---|---|
iPhone 11 pro | 2019年9月20日 | A13 Bionicチップ |
iPad Pro 11インチ(第2世代) | 2020年3月25日 | A12Z Bionicチップ |
こんな感じ。
つまり、自分が持っているiPhoneとiPadを比較すると、CPUとしてはiPhoneの方が優れているということになるのか。。。
それにしても新しいサービスが、2019年発売の製品、それもProモデルでもう使えないって早すぎひん?
確かに、この機能って、ノイズキャンセリング機能をさらに発展させて、ボーカルの音声の波形に反対の波形をかけ合わせて消す、みたいなそれなりに高いレベルのことはしていると思うので(多分)、CPUの負荷とか技術との相性とか色々あるんだろうな、、、と想像はするんだけど。。
Apple Music Singの始め方。ボーカルの音はほぼ消える。
一応使い方についてさらっと。
ミュージックアプリを開いて対応している曲を選びます。
今なら対応している曲のプレイリストがわかりやすく表示されているのでそこから探すのが早そうです。つまり全曲がApple Music Singに対応しているわけではありません。
曲を選んで再生します。
歌詞表示モードにするために「画面下のふきだしアイコン」部分をタップします。
すると歌詞表示部分にキラキラしたマイクのボタンが表示されるのでそれをタップします。
ボーカルのボリュームをコントロールできるのでスライドして調整します。
以上です。
対応しているiPhoneでApple Music Sing対応曲を再生し、ボーカルの音声を調整してみた感想だけど、「ほぼ消える」と言っても過言ではないと思う。
さすがAppleの技術力。感心。
iPhoneでカラオケはしないなぁ。。
機能としては面白いし、リモートワーク中の息抜きに、10分このモードを使ってカラオケでストレス発散というのもやってみたい気はするが、さすがに、iPhoneの小さな画面、非力なスピーカーではやる気しないなぁ、、と。
2022年12月15日現在、まだMacにApple Music Sing対応していないみたいだけど、そのうち対応すると思うので、対応すればMacでやりたいかな、、と。
iPhoneからHomepodにApple Music Singの配信はできない。
それでは・・ということで、iPhoneで出来るのだから、そのカラオケ音声だけをHomepodに出力したらいいんじゃね?って思ってやってみたんだけど、これはだめでした。
iPhone上では、ボーカルカット出来ていても、その音声をそのまま外部のスピーカーに流すことは出来ない。
少なくとも自分の持っているHomepod(miniじゃない方の大きなやつ)ではだめでした。
・・・というか別の話だけど、どうもAirplayの挙動が安定しない。
HomepodにAirplay出力した後にやっぱり駄目だと思って、iPhoneのスピーカーに出力を戻そうと思ったら、なぜかiPhoneから音が出なくなったり。(ミュージックアプリの再起動で治りはしましたが・・・)
Bluetoothスピーカーについては分からないです。
カラオケ店を駆逐するほどのものじゃないけど時代には合ってそう。
そんな感じでiPhoneでApple Music Singを使ってみた感想でした。
機能としては、歌詞表示ともリンクしているし、ボーカルの声も消えるのでカラオケ店での体験と大差ない。
- 採点機能があるわけでもない
- 照明が変わるわけでもない
- マイクがあるわけでもない
- 店員さんがドリンク持ってきてくれるわけでもない
上記のような理由から自宅の部屋がカラオケルームになるかというと、そこは各人の努力に委ねられるということで、カラオケ店を駆逐するほどのものじゃないとは思う。
「友達を呼んでカラオケパーティだー。」ってことにはならなそう。
ただ、コロナ禍において、こういう「自宅で気軽に」というサービスは受けそうな気もする。 「一人で気軽にカラオケ」「家族でちょっとカラオケ気分」くらいの感じで使えるものってところかな。
すごい、楽しいと思う反面、対応する製品が限られるということもある。
Macでの対応がまだなのが残念。
Apple Music Singそのものの公式サイトがあるわけではないので、「あれ?使えない。」って思うユーザーは結構いるんじゃないか。。
そのあたりの混乱を避けるためにも対応機種の正式なアナウンスは早めにしてもらえるとありがたいところ。あとMac版の対応時期も。