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インタビューの極意。6つのポイント。(新R25のYoutube動画より)

2020年12月03日 2020年12月04日

たぐと申します。東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。

最近、Youtubeチャンネルの新R25のチャンネルを見ていて、
とっても学べることがありました。

内容は「インタビューの極意」。
編集長の渡辺将基さんが、記事や動画でインタビューするにあたり、それを成功させるために意識されていることを6つ紹介されていました。

クライアントへのヒアリングでも活かせそう。

自分は、webプロデューサーであり、webディレクターもやっているので、ヒアリングは重要です。

インタビューとヒアリングは似ていると思います。

インタビューは、それ単体で成立しそうなので、ちょっとエンタメ要素が強いのかな。
ヒアリングは、要望や課題を聞き出すという「次」がある印象。

根本は似ていると思うので、自分がwebプロデューサーとして、人に話を聞くときに参考になると思ったポイントを整理しておこうと思う。

1. 事前準備をしっかりやる

相手の本やSNSとかきちんと読んでおく。
余裕が生まれて良いインタビューができる。

心の余裕が自信になる、というのは重要。
インタビューするなら、そもそも相手のことを知っておかないと、ですよね。

クライアントの課題を解決しなきゃいけないのに、クライアントのことを事前に調べてないというのはあり得ないです。

ここでは、次の「成功イメージを持つ」という話と関係しそうですが、成功に近づくために何が必要か、そのために何を聞き出す必要があるか、という逆算が必要なんだと思う。

2. 成功イメージを持つ

ここに向かいたいという目的があると、質問の内容も変わってくる。有限な時間をうまく使うために必要。
成功イメージからの逆算。
回答持ってない人に「こういうことってありません?」って仮説をぶつけたりもする。

なんのためにそれを聞くのか?
ゴールが明確だと、質問の内容も研ぎ澄まされ無駄が無くなる。

とっ散らかった話にならないために必要な考え方。

仮説を立てるって、まさにwebサイト制作で必要な話。

まずこうじゃないか?という仮説を立ててから調べるって大事。

3. 相手を巻き込む

相手を当事者に引き立てる。
こうしたいというイメージを先に伝えてしまう。一緒に良くしようという味方についてもらう。

味方になってもらう。
対峙するのではなく、同じ方向を向いて、協力してもらい、良いものにしていくという考え方。

webサイト制作におけるディレクターとクライアントの関係もこうありたい。

発注者、受託者という関係に本来上下関係はないはずだけど、そうなってしまっている状況をたまに見かける。

双方が良いものを作るためにフラットな関係で同じ方向を向く。
プロジェクトが成功するための必要条件レベルの話ではないかと。

4. 話を掘り下げる・広げる

背景を掘る。
具体を聞く。

これはテクニックとして、参考になると思った。

手前に深掘るか。
奥に深掘るか。

そういう深掘るベクトルがあるっていうのは面白い。
クライアントとのコミュニケーション活かせそう。

5. 勇気を出して切り込む

勇気を出して切り込むことで深いインタビューが出来る。ただ、そのためには、予め相手にリスペクトを伝えておき、切り込んでも大丈夫な関係性を作っておく。

切り込むハードルを下げるための関係構築を予めしておくっていうのがすごい。

テレビとかのインタビューって、一般的にインタビュールームで待ち構えて、「今日はよろしくお願いします。」ってよく見るけど、その中で、事前の関係構築をされているケースってどのくらいなんだろう。

新R25のインタビューは、和んだ空気で進むが、中身は結構厳しめのことにも突っ込んでいくイメージがある。

けど、そのベースには、あらかじめリスペクトや好意を伝えられているからなんですね。

「いじりの関係」ができるのは、聞いてる側、見てる側にとっても面白い。
結果として、より深掘った話が聞ける。

成功をイメージする、話を深掘る、、、繋がってますね。

ちなみに、これ、webプロデューサーの自分に当てはめると・・・

「ここ分かりにくいですよね。」
「こここうしましょうよ。」
「予算取ってくださいよ。」
「これ準備してもらえればもっと良く出来ますよ。」

こういった提案や依頼は、信頼関係が、構築されてないとやりにくいことがある。

信頼関係が出来ると、話をしてもらいやすくなるし、聞いてもらいやすくなるので参考にしたい。

6. 場の空気をつくる

インタビューの前に顧客と話をして場を温めておく。
インタビューに入る前にインタビュー対象者を盛り上げるような話題を準備しておく。 苦しくても後ろには引かない。
前に出る。あくまでコントロールするのは自分。飲まれない。

「コントロールする」というのは大事な視点だなと。
ただ、コントロールといっても、上から目線で支配するとかそういうことではない。

オーケストラで指揮者が指揮をするみたいなイメージなんだろうな。

「馬乗りになられても最後は下からオレが決める」ってカコイイ。

まとめ

今回はYoutubeで、新R25編集長の渡辺将基さんがお話されていた「インタビューの極意」について整理してみました。

意識をするきっかけになればそれだけでも十分価値あるお話だったと思います。

おっしゃってることは、もしかしたら普通のことに聞こえるかもしれないですが、いざ自分が出来ているか?というと全くそんなことは無いわけで、、。

多くの人は
「インタビューなんてする機会がない」
「関係ない」
と思うかもしれませんが、ビジネスに関わり、クライアント担当者から話を、聞き出さなくてはいけない、、いう状況は普通にある得ると思います。

特に、会議の司会進行をするようなケース、クライアントにヒアリングするようなケース、セミナー講師をするようなケース・・・

なので、単にインタビューということではなく、なんらかの目的を持って人から話を聞くことがある人、空間をコントロールして、全員をハッピーな方向に導くミッションを与えられている人、

こういう人にとって特に学びの多い話だったと思います。

私もなんとなく意識していることは含まれていますが、やり切れているかというと怪しいです。

こうやって言語化されたものを見ると、自身のチェックポイントとして活かせそう。

意識的に取り入れてみます。

挙げられた6つは難易度順、とのことなので、やれるところから試してみましょう。