「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」。私のWordpress学習は基本これ1冊。【実践形式】
たぐと申します。
東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。
今回は、ブログ作成をしたい方、webサイトの制作でWordpressを学びたい方に「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」
という本を紹介します。私も何冊か手に取って読みましたが、この本は挫折せずに読めましたし理解もしやすかったです。
個人的には、導入として使うならこの一冊が一番良いのではと思いました。
WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書
「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」を読めば概要を掴める。
繰り返しになりますが、おすすめの書籍名は、「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」です。
おそらく人気の書籍だからだと思うのですが、現在、「WordPress 5.x対応版」も出ています。
大型本なので、新品で3,058円 とややお高いですが、それに見合う価値は十分あると思います。いまご覧いただいている当ブログも、この書籍を読んで学びながら作っています。
著者は著名人というわけではないと思いますが中島 真洋さんという方です。
実践形式だけど、置いてけぼり感がない。
この本の一番良いところは、実践形式であることです。
「ある旅館のwebサイトを作る」ことを前提に、ステップを踏んでそのサイトを一緒に作っていくような感覚で進められます。
それでいて、ただ、指示されたことを辿るだけではなく、徐々に理解が深まる構成になっていると思います。
最初は、静的にコーディングしたHTMLデータを、Wordpressのテンプレートファイルであるindex.phpにペタッと貼り付ける。
その静的なページをまず組んでから、そこにだんだんとWordpressの機能を組み込んでいく感じが良いですね。
目次だけ紹介しておきます。
本文は紹介できないので、章立てのみ紹介しておきます。
- WordPressの準備と基本設定
- 基本的なテーマを作成する
- プラグインを利用する
- Webサイトを拡張する
- 投稿タイプ・フィールド・タクノソノミーをカスタマイズする
- 管理画面と投稿画面をカスタマイズする
- 高度な機能を活用する
- ショートコード・関数・プラグインを作成する
- WordPressを効率的に運用する
こんな感じです。
特に2章の「基本的なテーマを作成する」という部分はありがたかったですね。
この部分で、Wordpressにはテンプレート構造というものがあり、ファイル名が重要な意味を持つ、ということをここで初めて知りましたから。
結構ここの説明が他の書籍ではおざなりな気がするのです。
その上で、そのテンプレートファイルが、実践で紹介される旅館サイトのどこのページに紐づくかが目に見える形で紹介されるので、混乱することが少ないって感じですね。
最新のWordpressだとデフォルトのエディタ形式が変わったので、そこは注意。
私が持っているのは、初版のものです。
当時記事を更新するための機能として、Advanced Custom Fieldというプラグインを使うことが一般的なのですが、最新のWordpressだと、エディタの形式が「グーテンベルグ」という名称で呼ばれる新しい形に変わったので、実装に少し工夫が必要になります。
この初版の書籍はそのグーテンベルグエディタを使うこと前提には書かれていないので、Advanced Custom Fieldを使ったカスタマイズをたくさんしそうなコーポレートサイトなどを使う場合には、改訂版の方を買った方が良いと思います。
「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」は実践形式で学べる良書です。
今回は、「WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書」という書籍を紹介しました。
特に、Wordpress初心者、オリジナルブログを自分で作ってみたいという方、ビジネスでWordpressのテンプレート開発を担当する方には参考になる本だと思います。
PHPを使った高度なカスタマイズ、というところまでは触れられておらず、そこはプラグイン紹介に留まっているというところはありますが、Wordpressの理解という意味においては、このくらいの内容、ボリュームが必要十分と感じます。
繰り返しになりますが、当ブログ「tagtec」も、この本を存分に参考にさせてもらっており、大変助かった、という実績がありますので自信を持って紹介させてもらいました。