Windows 10のInternet Explorer 11のデスクトップアプリは2022年6月15日にサポート終了。
さようならInternet Explorer。
Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは2022年6月15日にサポート終了 – Windows Blog for Japan
https://blogs.windows.com/japan/2021/05/19/the-future-of-internet-explorer-on-windows-10-is-in-microsoft-edge/
マイクロソフトのInternet Explorerのサポートが2022年6月15日に終了、というニュースが、米国時間2021年5月19日に、マイクロソフト公式のWindows Blogで発表されました。
Windows10のInternet Explorer 11のサポートを段階的に終了し、今後はChromium版のEdgeに移行することは、既に2020年8月にアナウンスはされていましたが、今回サポート終了のタイミングが明確になった感じです。
バージョン数字を併記してきたInternet Explorerの弊害。
私は、Internet Explorerに何ら思い入れはありません。
ただ、Web制作に携わる身としては、Webサイト制作時に対応ブラウザでInternet Explorerが入っていると、「うわー」という反応を示すコーダーは多かったので、そういう呪縛から解き放たれることを考えるとよかったのかな、と思います。
だいたいInternet Explorerくらいなんですよね。Webブラウザにバージョン数値がでかでかと明記されているのって。
現在シェアの大半を占める
- Chrome
- Firefox
- Safari
- Edge
これらのブラウザは特にバージョンの併記はありません。
なのにInternet Explorerは「Internet Exploer 9」「Internet Exploer 11」のように、まるでPlaystation3、Playstation4のようにそれぞれ別モノのような印象をあたえるバージョン表記をずっと継続してきました。
そのため、特にWeb制作の現場においては、
「Internet Explorerの8には対応すべきか?」
「Internet Explorer11が出たけどどうするか?」
みたいなバージョンごとの検討を余儀なくされていたのです。
Internet Explorer以外のブラウザであれば「基本最新にあわせておきますね〜」
ができるのに、Internet Explorerだとそれができなかったのです。
今回、Internet Explorer終焉のタイミングが明確されたことで、よりInternet Explorerは対象ブラウザから外しましょう、ということがより言いやすくなったと思います。万歳。
現在の日本Internet Explorerのシェアは7%くらい。結構多い。
調査会社ウェブレッジの2021年2月のレポートによると、2021年1月時点の日本のInternet Explorerのシェアは、Internet Explorer 11で7.27%もあるようです。
WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)
https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/
結構多くね?・・って感じですね。
Safariよりも多いというのは意外です。Edgeは11.44%ということなので、日本人の保守性ですかね。わざわざ使うブラウザを変更する、ということを面倒と感じる人が多いのかもしれないですね。
世界で見ると、Internet Explorer 11のシェアはわずか1.7%なので、日本の特異性が際立っているように感じますね。
どうなんでしょう、今回のInternet Explorerサポート終了のニュースで、Internet Explorerユーザーは他のブラウザ変更に踏み切れるのでしょうか。
Internet Explorerを開いたら「このブラウザはサポートを終了しました!」って警告文を出すくらいじゃないと、日本人は延々Internet Explorerを使い続ける気がします。高齢の方とか、多いと思うんですよね。使っているの。
・・・と思って調べてみたら、サポート終了後は、Internet Explorerを起動しようとすると、自動的にEdgeが起動するようにリダイレクトされるようですね。それなら安心。
Internet Explore終焉に感慨深いものはある。
昔はWebブラウザといえばInternet Explorerというくらいシェアを獲得していました。
ブラウザ戦争 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E6%88%A6%E4%BA%89
上記Wikipediaのサイトを見ると2002年あたりでは、90%以上がInternet Exploreという時代もあったようです。すごい。
私は現在46歳で、インターネットの黎明期からWebサイトに関わっています。
ちょうど社会人になった23歳ごろは、Internet Explorer 3とかそういうバージョンだったと思いますが、その頃はインターネットブラウザといえば、ほぼInternet ExploreかNetscapeの2択でした。
その後、Firefoxあたりをメインに使うようになり、その後メインでMacを使うようになってからは、Safariなり、、最終的にはChromeに落ち着きました。自分の場合。
昔自分も愛用していたアプリケーションのサポートが終わる(つまり終焉を迎える)のは感慨深いものがありますが、健全なWebブラウジングのためにはやむを得ない変化と言えると思います。