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デザイン趣意書は「設計者」が書くべし。

2020年12月19日 2020年12月21日

たぐと申します。
東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。

今回は、デザイン趣意書について思うことがあるので書いてみます。

まとまった内容でもないので、戯言的な感じで流し読みしていただけるとありがたいです。

【結論】デザイン趣意書は設計者が書くべき。

コンペや、デザイン初稿時に提出するデザイン趣意書。
デザイン趣意書とは、一般的には、提示するwebサイトのページデザイン、ポスターのグラフィック等、視覚的な情報についての説明資料と言われています。

で、それを誰が書くべきか。
普通に考えれば、その絵づくりをした人という捉え方をされると思います。

しかし、本質的には、

デザイン趣意は「設計者」が書くべき。

です。
これがお伝えしたい結論です。

「意匠」を説明しても響かない。

要は、印象や装飾にあたる「意匠」の趣意を伝えても、クライアントには響きませんよ、ってことです。

なぜならそれは文字通り、見た目の印象にしかならないから。

印象であるということは、視覚的に見た情報がすべてであり、それは見た人が即座に判断出来るものなんです。

つまり、「フォントや色についての説明って不要じゃない?」
っていうのが自分の考え。

ブランドイメージを大きく転換させるとか、明らかに古臭い印象を一新させるとか「印象」を変えることそのものが目的である場合はその限りではないです。

本来の趣意は設計意図

では、設計の趣意とは?

次のような情報を伝えてこそ趣意と言えると思うのです。

例えばトップページのデザイン趣意を説明するとなら、、、

  • 社名検索して訪問したユーザーにまず訴えたいメッセージ。
  • 定義したカスタマージャーニーとの関連。
  • 優先度についての考え方、それを踏まえたコンテンツ配置。
  • 使い勝手を改善するUI機能。
  • 直接コンバージョンしたい方向けの導線。
  • グローバルナビ項目の取捨選択と並び順の理由。
  • 新規ユーザー、リピーターそれぞれを想定した導線配置。
  • 想定ユーザー像ごとの想定導線。
  • 重大ニュースや緊急時のページの状態遷移。 
  • 容易に更新できるところとそうでないところ、そうなっている意図。
  • 更新性の担保。

こういう「考え」「課題に対する答え」。
それが必要だと思うのですが、デザインの説明でそうなっていないことが本当に多いです。

何を変えるのか?そのために何を考えたのかを伝える。

趣意とは何か?

「何かをする時の考え・意見・目的」とある。

そう、考えや意見なんですよね。

多くのデザイン趣意は、

「印象はこの辺にポジショニングしましょう」
「キーカラーはこのへん、サブカラーはこの辺」
「フォントはこの辺を使いましょう」

という話が多い。
多分それだと、考え、意見に昇華しきれていない。

デザイン趣意は、与えたい印象の願望ではない。

まぁ、つまり何が言いたいかというと、

  • そのデザインで何が変わるのか?
  • そのデザインで何を解決出来るのか?

ということ。

デザイナーが本質的な「設計」も含めて担当したのであれば、デザイナーが趣意を書くべき。

そうではなく、ディレクターやインフォメーションアーキテクト的な人が「設計」をしたのならその人が書くべき。

デザイン趣意は、デザインという言葉が本質的に意味する「設計」をした人が書いた方がクライアントには響きますよって話。

以上でーす。