比較的有名なUI/UX関連会社、Web制作会社のブランドメッセージを調査。
一旦ひとまとめに「Web制作会社」と括らせていただきましたが、Webに限らない領域に手を広げている会社も多数いらっしゃいます。便宜上UI/UX関連会社、Web制作会社と括らせていただいている点ご了承ください。
全体的な所感
結構英語のメッセージが多いですね。
英語だとなんとなくかっこいい感じですし、少し高級な感じが出るから、ということでしょうかね。ただ個人的には、ターゲットユーザーに対して、どういう価値提供ができる会社なのか、そのメリットがストレートに伝わるメッセージが一番かな、って思います。
LIG
株式会社LIG|東京のWeb制作・システム開発・オフショア開発会社
Web制作会社でありながら、シェアオフィスやメディア広告など幅広く事業を展開するLIGさん。LIGという社名がLife is Good.の略ということですが、「良くする」ということをテーマにしたメッセージを打ち出しているようです。なんでGoodがGooooodなのかはわかりませんが。デジタルに関わっていくという軸は変わらないもののようですね。
ベイジ
東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社|株式会社ベイジ|baigie inc.
社長さんがとても有名な会社です。私もTwitterなど拝見しますし、社長がブログで書いていることなどは参考になることが多いです。ベイジさんはあるときからターゲットを「BtoB」に絞るメッセージに切り替えられています。絞ることでよりターゲットユーザーに刺さるのだと思います。
変に凝らないこの潔さは気持ち良いですね。
ミツエーリンクス
ミツエーリンクス|Webサイト構築・運用でコミュニケーションデザインを提供
業界大手のミツエーリンクスさん。業務自動化などを進めている印象が強いですが、そこには確かな「技術」があり、それを「品質」に繋げられているという自負があるんでしょうね。「紡ぐ」「つなげる」「Connet」とかってワードは結構常套句には感じますけども。
IMJ
IMJ / 株式会社アイ・エム・ジェイ|REINVENTING THE EXPERIENCE“体験を再発明する”
こちらも業界大手かつ最古参のWeb制作会社ですね。
いつからかコンサル会社のアクセンチュアの傘下にはいっていて2021年にアクセンチュアに吸収されるようです。制作的なニュアンスではなく、「体験」にフォーカスしたメッセージになっています。
バスキュール
何か面白いことに取り組んでいる印象のあるバスキュールさん。Webサイト以外の領域にも幅を広げているようですね。
Play withに繋げて、Seasonal Event、Brand Experience、Experimental Event、Screen Device、Naked Data、Broadcasting、Live Viewing、Kid’s Curiosity、Art & Craft、Libido、という実際行われている事業に絡めたメッセージ展開をしているのが面白いです。
イメージソース
最古参のWeb制作会社ですね。企業のブランドコンサルなども行っている模様。対応している事業領域そのものをメッセージに込められています。ちょっと長すぎな気もしますけど。
キノトロープ
最古参かつ大手のWeb制作会社です。以前こちらの会社が開くセミナーに参加したこともあります。社長の生田さんはパワフルですよね。「成果のために」という部分、潔さを感じると同時に、若干対象が広すぎる印象はありますが、確実に成果に繋げられるという自信の表れなのかもしれませんね。
フォーデジット
デジタルデザインで今と未来を繋ぐ、というようなことをメッセージとして打ち出しています。フォーデジットさんは確かにデザインに強みがあるような印象がありますね。
ソニックジャム
無邪気に「ものづくり」を楽しんでいる感じが表れているキャッチコピーに感じますね。
こういうメッセージは、クライアントよりもリクルーターや社内向けに響くものかもしれないです。
メタフェイズ
メタフェイズ | UI/UXデザインでビジネスの成長に貢献するWeb制作会社
良い体験を作ることが、企業のビジネス成長につながるもの、という意思表現になっているのだと思います。Webサイトという成果物ではなく、それを使うユーザーを見ているからこそ出せるコピーなんでしょうね。
ナディア
「デザインの力」という言葉に、デザイン力への自信が感じられますね。
デザインといいつつ、マーケティングやサイト解析などにもされているのでデザインという言葉は単に見た目の話ではなく広義のデザインとして捉えられているのだと思います。
クライマークス
「企業コミュニケーション」という言葉を直感的に理解するのが難しいですが、企業間という意味だとすると、BtoBのビジネスに力を入れていることなのかもしれないですね。
グッドパッチ
Webサイトに限らず、UIデザインを得意とされている会社と認識しています。デザインの力で使いやすく、分かりやすくということができるのだという自信がこの3単語に表れているように感じます。海外の人も多く在籍されてるからか英語でのメッセージ発信が多いように思います。
まとめ
会社の規模や事業領域も様々と思いますが、デジタル領域のデザイン、UI/UX、Webサイト制作に関わっていると思われる思いついた会社をピックアップして、それぞれの会社がどのようなブランディングメッセージを発信しているかということをまとめてみました。
どの領域についてのメッセージが、誰に訴えるメッセージか、といったところでそれぞれの企業の思惑が出ていて面白いなーって思いました。